「きみに読む物語」〜安心して大泣きできる作品
この2004年製作の作品、私は大好きです。だって安心して泣けるんですもの。その前提で書きますが、多分20年、30年経っても残る名画ではないと思います。ストーリーの核になる身分違いの恋は、多くの映画で用いられた手法ですし、その恋のラストも安直でひねりがありません。老年の愛情や認知症もしばしば取り扱われる題材。そちらの方のラストもやっぱりストレートです。でも、いいんです。最初からおおよその結末(ネタ)が予測できるので、安心して泣ける作品なんです。
では、ストーリーを「goo映画のあらすじ」でお読み下さい。最近、横着なんです。だって自分で書いたあらすじより、gooの方がうまく書いてあるんですもの。
さあ、いかがでしたか?泣けそうですか。わたしは今日も見直して、ほとんど最初からウルウル目で最後まで見終えました。こういう温かい気持ちの涙ってほんとにいいですね。老年の現在の二人を枠組みにして、よくある「物語」をはめ込み、「物語」を読んで記憶を呼び戻すというスパイスを加えると、似たような題材でまだまだ泣ける作品が作れるんだなあと素直に感心。あと、始めて見るんですが、ライアン・ゴズリング。彼の遠くを見つめるような澄んだ目がとっても素敵でした。もっと見てみたい俳優さんです。レイチェル・マクアダムスもシーンに合わせて別人かと思わせるほど表情が変わっておもしろい。ジェームズ・ガーナーはこういう役がピッタリになっちゃいましたね。この様なわけで、気持ちよく泣きたいあなたにピッタリの作品です。
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きみに読む物語 スタンダード・エディション
販売元:ハピネット |
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