「素晴らしき哉、人生!」友達がいれば
Remember no man is a failure who has friends!
「素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)」のendingで、天使のクラレンスが主人公のジョージへ贈る言葉。上手には訳せないけれど、「友達がいる人に落伍者はいないんだよ。覚えておいてね」ぐらいの意味でしょうか。今晩も映画の話になりそう。ニコラス・ケイジ主演の「天使のくれた時間(2000)」のモチーフにもなっている、「素晴らしき哉、人生!」は1946年のハリウッド白黒映画。以下そのストーリーです。
ジェームズ・スチュワートが演じる主人公のジョージ・ベイリーは住宅建設&ローン会社を営む好男子。幼なじみのメアリーと結婚し3人の子供に恵まれ ている。同じ街の高利貸しポッターが高い家賃で家を貸しているのと対照的に、ジョージは低金利で町の人が家を持つのを手助けし、町中の人から好かれてい る。クリスマスイブの夜、一緒に会社を営む叔父が大金をなくしてしまう。折悪しく、銀行監査官による監査の日。もし、帳簿が合わないとジョージは逮捕され てしまう。ジョージは必死で金策に回るが思うようにいかない。思いあまったジョージは橋から冷たい川に飛び込んで自殺を図る。そこを2級天使のクラレンス が助ける。絶望するジョージにクラレンスは、彼が生まれなかった世界を見せる。彼のいない街は荒廃しきって、彼の友人や家族(になるべき人)もみんな不幸 な人生を送っている。ジョージは自分が生きていることの素晴らしさを知る。元の世界に戻ったジョージは喜び勇んでで家族の元に駆け戻る。ジョージの家に は、彼がかつて親切にした街の人たちが、なけなしのお金を持ってジョージを救おうと集まっていたのだった。
ストーリーを書いているだけで涙があふれてきました。この作品ほど人の善意に触れて涙する映画は知りません。大甘の映画といえばそれまでですが、人 生には家族や友人が大切だと言うことを改めて感じさせてくれます。そして人には親切にするものだなあ(おかえしを期待してではなく)と強く感じます。まだ ご覧になっていない方、とっても有名な作品なのでどこのレンタルでもおいています。是非ご覧になって、気持ちの良い涙を共有しましょう。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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素晴らしき哉、人生〈特別版〉
販売元:東北新社 |
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コメント
こんばんは★
「素晴らしき哉、人生」は返却日までに間に合わずに途中まで見て返却しちゃったんです・・
でもひよりんさんの書いたストーリーを見ていてもう一度観ようと決めました!
これを観ないと損しそうな気がして^^
ありがとうございました♪
投稿: ゆっけ♪ | 2009年1月23日 (金) 19時11分
あらぁ〜、途中で返却しちゃったの?
これ、ほんと気持ちが温かくなる作品なので、是非是非もう一回見直してくださいね。
ラストシーンの蛍の光を、みんなで楽しそうに合唱しているシーンは、感動の嵐です。
投稿: ひよりん | 2009年1月24日 (土) 09時06分