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2007年7月14日

2007年7月14日 (土)

「ペーパー・ムーン」〜大人の知識より子供の知恵

これより質の高いコメディをあげろといわれたら、すぐには思いつかないほどのコメディの傑作でしかも名作です。アメリカの禁酒法時代を舞台にした白黒映画です。実際に親子のライアン・オニールとテータム・オニールが、もしかしたら親子かも?という設定で珍道中を繰り広げます。

goo映画さんにあらすじが大変詳しく書かれていますので、まずはそちらをお読み下さい。

さあ、長かったけど面白そうでしょう?はずしたところのないピタッと決まった作品です。100分強の中に無駄な描写は全くありません。なので、退屈することなく最後まで楽しめます。120分が主流になっている最近の映画のなかには、最初の20分ぐらいストーリーと無関係な退屈な人物設定や背景設定に費やす作品が多いですが、この作品はストーリーを展開しながらその中で人物設定をしていくという、当然ですが、みごとな構成の作品です。白黒にしたのも、時代の雰囲気が出ていいですし、音楽も素敵です。コメディー部門の作品の中では満点です。

全編を通じてアディ(テータム)が「つっこみ」で、モーゼ(ライアン)が「ぼけ」の役です。モーゼの知識が、ことごとくアディの知恵に敗れ去る様はみていてにんまりさせられます。意図してかどうかはわかりませんが、ライアンが上手にテータムの持ち味を生かす抑えた演技をしています。本作品でテイタム・オニールがアカデミー助演女優賞を受賞していますが、実際は主演女優です。

にんまりとそしてホロッとさせられる、コメディの傑作です。どうか皆さんもお楽しみ下さいね。

PS 作品とは関係ないけれど今日は巴里祭ですよねえ。

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