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2007年7月16日

2007年7月16日 (月)

「アパートの鍵貸します」〜いびつな男女の、まっとうな恋

前回の「ペーパー・ムーン」に、「これより質の高いコメディをあげろといわれたら、すぐには思いつかないほどのコメディの傑作でしかも名作です。」などと書き込みましたが、投稿したとたんに思い出しました。「ペーパー・ムーン」に負けず劣らずというか、「ペーパー・ムーン」が10点満点なら、10.5点ぐらいの名作が「アパートの鍵貸します」です。

このブログでは、心温まる映画だけを取り上げようと決めて(そのうち例外がでてくるかもしれませんけど)、その中の代表的な映画です。ジーン・ワイルダー監督で、ジャック・レモンとシャーリー・マクレーン共演の、コメディ部門の最高傑作です。ちなみに最高はいくつあってもいいんですよねえ(笑。

さて、ストリーはいつものように「goo映画」さんでどうぞ。

自分のアパートを上司の逢い引きに提供し出世してゆく男と、上司と不倫関係にある女。二人ともどこか歪んでますよね。この二人が普通の恋に落ち、最後は恋を成就させる姿をコメディとして作品にしています。もちろんそこに至るまでの二人の悩みや心の葛藤も見事に描かれています。人生の機微、心の動きの真実を描くのがコメディだと思っているわたしにとっては申し分ない作品です。人の心の動きは10年20年で変わるものではないので、舞台設定は古くなっても描かれる心の真実には普遍性があります。また、白黒映画であるがゆえに時代の古さもあまり気にならずに鑑賞できます。このあたりが、わたしが白黒映画を好む理由かもしれません。

「goo映画」さんのストーリーにはありませんが、ラストシーンは、ソファーに二人並んで腰掛け、ジャック・レモンがカードを配りシャーリー・マクレーンがそれを受け取り、お互い見つめあってにっこり微笑む最高のラストシーンです。このラストシーンを思い浮かべるだけでも、涙ウルウルです。

ジャック・レモンさんは2001年に亡くなっていますが、シャーリー・マクレーンさんは今も健在で、「奥さまは魔女(2005)」ではエンドラを、「迷い婚(2005)」では「卒業」のミセス・ロビンソンを好演しています。

有名な作品なので映画好きの方は一度はご覧になったことがあるかと思いますが、このレビューをきっかけにこの名画を再度見直していただければ幸いです。

 

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